狭くて制限の多いお庭を、制限から開放された大好きなお花を思う存分楽しめるお庭にリフォーム
こちらのお庭は、お施主様が非常にお花がお好きな方で、花壇には沢山のお花が植えられており、種蒔きから始まり、お花が育つまでの過程をも楽しむ空間でありました。しかし、花壇が狭く植えるスペースにも限りがあり、通路も狭いがゆえに鉢植え1つ置くにしても動線が遮られる。そういった状況下での日々の雑草の草取りなどのメンテナンスは一苦労かかるといったお悩みがありました。そこで、メンテナンスはできるだけ楽に、手入れもしやすく、使い勝手の良い、大好きなお花を思う存分植えていただけるお庭に改修させていただきました。
Before
スペースが狭いことが理由で密集して置かれた鉢植えなどが作業を妨げる要因になり、雑草の処理も容易ではありません。
Before
メインである花壇スペースが少なく、通路が狭い分、お花も植えにくい状況でした。
After
動線を確保し、和風のお庭との融和も図りました。
After
レンガの花壇を作成し、お花をたくさん植えられるようにしました。レンガはアンティーク調の物をチョイスし、違和感なく庭に溶け込んでくれました。
After
通路は自然石で延段を設置し、歩きやすさ、見た目の良さから高級感を生み出しました。
After
お花はお施主様ご自身でたくさん植えられるので春にはお花畑の花壇になっている事と思います。
After
お施主様は文化にお詳しい方でしたので和風の雰囲気とご希望の洋風を融合させました。
After
室内からの景観も配慮しながら、高低差、使いやすさ見た目の良さ、曲線を生かした自然観を演出しました。
お花畑の庭ができるまで
①狭いスペースの課題確認
①花壇が狭く、通路を遮り、通路には雑草も生え、メンテナンスが大変でした。
②不要物の撤去
②一度、不要な物を撤去し、レイアウトをお施主さんに確認します。
③管理いらずの土へ改修
③お困りだった、雑草を根ごと撤去します。防草シートを敷設し、メンテナンスがかからないよう改修していきます。
④レンガの花壇作り
④洋風のお庭を要望されてましたので、レンガの花壇を作ります。土台のベースを作るのに、寸法を測り、完成品が使いやすく見た目も綺麗に仕上げるよう、調整していきます。
⑤レイアウトの調整
⑤レンガは曲線を描き、自然な形をイメージしていますので技術的には難しいですが、出来上がりに妥協はできません。
⑥飛石の配置
⑥飛石を据えています。低すぎると砂利に隠れてしまいますし高すぎると歩きにくい。あい場を揃えないと見た目にも影響します。時間や費用も限りがありますので、ゆっくりもできません。飛石を据える時は自分自身と向き合う時間でもあります。
⑦会所マスの設置
庭で大切な要素の一つに排水があります。見た目にはわかりませんが、「会所マス」という排水装置が地面の下に設置してあります。砂利などで隠せば見た目も良く、水はけも良いお庭になります。
⑧防草シートの敷設
景の美と用の美を兼ね備えた露地となりました。砂利の下には「防草シート」を敷設していますので雑草の草取りを大幅に軽減できます。
⑨景観と機能性の両立
室内からの景色を良いものにというご要望もありましたのでアンティークレンガや自然石の延段を採用し自然感や見た目の良さを演出し自然石の延段は歩きやすく、雑草の処理も不要となりました。
⑩お庭スペースの確保
花壇は大幅に広がり、通路も確保できましたのでお施主さんがたくさんお花を植えられるようになりました。
⑪安らぎの空間を演出
レンガ花壇の曲線と自然石の土留め、飛石などによって柔らかい曲線と落ち着きが演出されました。また一体感ができ、安らぎの空間にできました。