漆黒の庭 狭小空間に、
刀掛石を見立てた真黒石
それは使う人の気持ちの切り替えを表したもの。
刀掛石
茶室に入る武士の心を見立て
武士の身分が高かった時代
千利休が茶室では身分は関係なくみな平等とした
武士は刀掛石を用い、刀を置き茶室に入った
そんな刀掛石をデッドスペースであった
ガレージ前の狭小空間に
普段ご多忙なお施主さんに”都会の喧騒”から離れ
心のスイッチ(気持ち)を切り替えて頂き、
ONからOFFの場所に入る
気持ちをリラックスさせる空間として
刀掛石を用い、作らせて頂きました。
現場は、”狭小空間”でしたが、
悩みながらも、試行錯誤をへて、お客様と一緒に考え、形にさせて頂きました。
自然とアイデアが出てきたのが、このコンクリートの黒い土間。
この黒い土間が印象的だったので、それに負けないくらいの真黒石を選び、「刀掛石」と見立てて設置致しました。
都会の喧騒からはなれ
気持ちのスイッチをOFFにする事ができる、そんな安らぎの感じられる空間になりました。