京都・長岡京市の株式会社梅鉢園

心琴窟作成物語

柳谷観音

奥之院への中間地点

この場所は当初、本堂~奥之院へ向かう中間地点にあったデッドゾーンでした。

その場所を有効活用できないかと、ご住職、奥さんからご相談を受け、目の不自由な方でも楽しめる庭にしてほしいというのが、発端でした。そして見えずとも「五感」を使って楽しめる「水琴窟」を整備しようとなりました。

とは言え、この場所はお寺の中でもかなり急峻な場所にあるため、石材や資材の搬入が非常に困難でした。その為、できるだけ現地近くにある石や植物を使うという選択をしました。

奥之院への中間地点

水琴窟は手や心を清める蹲踞の付属品ですから、その本体となる手水鉢が必要でした。

良いものはないかと色々、思案をしていると、「眼力講」と彫られた灯篭の火袋、竿の無くなった状態の石が見つかりました。

奥之院への中間地点

これはかつて、目の不自由さを含め色んな思いを込めて、お寺にお参りにこられた方々が寄進された物でした。

風化しかけていましたが、何か灯篭から呼びかけられたように、その部材を手に取っていました。

水琴窟とは地中に大きな陶器製の甕(かめ)が埋 められていて、中にためられた 水のたまりに水滴が落ち、その反響音を 聞くという、江戸時代から伝わる伝統技法 です。その音は聞く人によっては、「インドネシアの音楽のようだ」という方もいれば、 「楽器のようだ」という方もおられますし、 同じ音を聞いても様々な印象をもたれる様です。

奥之院への中間地点

この下に大きなカメ(甕)が埋まっています。

奥之院への中間地点

「願」

奥之院への中間地点

「力」

奥之院への中間地点

「講」

奥之院への中間地点

灯篭の笠を裏返して彫られた手水鉢(ちょうずばち)干支の文様は元々、彫られていた。

奥之院への中間地点

本来は水琴窟という装置ですが、 眼や体の不自由な方でも楽しんで頂けるよう、 心の眼や五感で体験していただきたいという事から心琴窟(しんきんくつ)と命名されました。 是非、五感で体感してください。

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